昨日と本日と
HASE. 個展 「わがままな絵」at いちアート のとにかく設営ときました。
あ、さて、さて
あたまの中はついなんかんや言い訳がましく余計にも動いたりすることは否定できませんが、
でも、もう、 自分のいまは、
”こんな絵を描きました。どうぞ見てみて下さい。” とゆうよりないことだとおもいました。お手上げ
この度いちアートでは、HASE.個展『わがままな絵』を開催いたします。
本展覧会で「なぜ?」の解を求めるのは少し野暮なのかもしれません。
なぜバナナ?――保存がきいて栄養満点。つまりバナナがすごいから。
それ以上でもそれ以下でもなく、「描いてみたかったから」なのです。
一見、HASE.はふわりと浮遊しているようにも感じられます。けれどもキャンバスの上では、常に油絵具との対話が進行しており、談義の末に描かれた絵は、柔らかさの中に芯のある緊張感も秘めています。
今日、私たちは何かと高尚さを求めがちです。けれどもHASE.は、表層的なしがらみからスルリと抜け出し、「お腹が痛くない普通の生活」にこそありがたみを見いだします。
こうしてHASE.の視線が捉えた日常の対象物は、ぐるぐると脳内でもがきながらも不要なものがそぎ落とされ、絵として昇華されました。
洗練されながらも自然体で、すっと肩の力が抜けるような、軽やかな余韻をぜひお楽しみいただければと思います。
ぜひこの機会にご覧ください。
どうも決まった大義名分や、形は無く、今のところ次に自分が何を描くかは分かりません。
生活の中のいち生活者のその時々のいち絵たち と思います。
頭の中は何やらと色々うるさかったりするのですが、絵は結局、お手上げに向き合わされ、
絵はやっぱりわがままにしか止まりません。
2025秋頃 HASE.


